院長ブログ

歯周組織再生療法について

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こんにちは、等々力・深沢・中町にあるソフィア歯科医院の矢島です。

 

今回は、歯周組織再生療法についての投稿になります。歯周組織再生療法とは歯周病によって破壊されて失われた歯周組織の回復を期待するものです。歯周組織は単純に歯の周りの組織のことで、歯と骨と歯ぐきから構成されているものです。

その歯周組織を再生させるためには“細胞”と組織を再生するための“シグナル因子”、そして歯周組織が再生しやすくするための“足場”が必要になります。歯についてしまった細菌(細菌)を十分に取り除いても、感染がとれて炎症がなくなるだけです。細菌を一時的に取り除いたところで、歯を支えている骨が大きく欠けていると、その欠けている“ところ”(歯周ポケット)にまた細菌が繁殖し、十分に除菌できなければ歯周病は再発し、骨はさらになくなり、しまいに歯が抜け落ちることになります。

歯周組織再生療法は歯周病が再発しにくい状態にできる限りしてあげるための治療のひとつです。患者様ご自身が歯の保存を強く望んでいる場合には有効な方法になりますが、外科処置になるため治療期間や費用など、ご自身の負担を考慮した上での判断が大切になります。妥協的に他の治療法を行うことも視野に入れて治療に臨むことも大切です。

 

歯周病治療での再生治療については、以下のページをご覧ください。

歯周治療

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