矯正治療のメリットデメリット
この記事を読むのに必要な時間は約 5 分です。
こんにちは、等々力・深沢・中町にあるソフィア歯科医院の矢島です。
今回は矯正治療のメリット、デメリットということでお話をさせていただきます。
矯正治療を受けられる方は様々な悩みを抱えていらっしゃると思います。
多くの方は、歯並びが悪くてみっともない、大きく笑えないといった外観的な悩みです。
矯正治療を行うとほとんどの場合、それらを解決し満足を得られることでしょう。
また外観のコンプレックスが解決されれば、自分に自信が持て、周囲の人々からの印象も変わり、社会的にも多くの恩恵が得られることもあります。
米国テキサス大学の教授らが調査研究したところ、「外見のいい男性・女性は、所得が17%高い」という研究結果があるそうです。
アメリカでビジネスマンの出世の妨げになる要素といえば、肥満と喫煙が有名ですが、実は歯並びが悪いことも、マイナスイメージを与えると言われています。
そのため欧米では『歯並び』が重要視され、子どもには“親からのギフト”として矯正を施す文化があります。
日本でも最近ではこういった風潮が高まり、自己管理ができる、信頼できる人といったイメージがもたれる傾向があるように感じます。
また顎の不調がかみ合わせの悪いところからくる場合は、それを改善することによりその問題を収束に向かわせられることでしょう。
歯並びの不整は日頃の悪習癖が影響されると言われています。矯正をすることでそういう『クセ』を治すきっかけにもなります。
歯を失う原因の一つにかみ合わせの悪さもあります。歯がお互い変に『干渉』してしまうと知覚過敏の原因、ヒビ、むし歯、破折につながると言われています。
それを予防できるという価値があります。
矯正治療を行うと良いことばかりあるようにご紹介していますが、もちろんデメリットも存在します。
まずは日本では矯正治療は保険適用外になるので費用が高額になること。そして治療期間が長いことが挙げられます。
現在では材料や術式の発展により、昔よりだいぶ治療期間の短縮が可能になりましたが、それでも2年近くは通常かかります。
ブラケットやワイヤーという装置が治療中の見た目を悪くすると思われる方もいらっしゃるでしょう。
装置に関しては透明なものや白い物を用いているので、だいぶ目立たなくなりますが、どのような材料でも凸凹しているので完全に違和感を消すことはできません。
一度矯正治療を開始したら途中でやめることは基本的にはできません。中途半端で終わると、より悪いかみ合わせの状態で止まってしまう危険もあります。
患者さん自身に交換していただく装置も使わなければならない場合があります。
矯正治療期間中に、歯ブラシをお怠ってしまうと虫歯になる危険もあります。
いかがでしょうか?
矯正治療はただ装置をつけて待っているというものではなく、患者さんご自身が努力していただく必要があります。
ご自身で自分の健康を勝ち取るという考えが大切になります。
そのため登山で頂上に登り切る。マラソンでゴールテープを切る。に似た達成感を間違いなく得られます。
時代の流れとしてますます『歯を残す』ことが『人生の質』に大きく影響するようになってきました。
身体の健康を保つこと、その大切さは幸せな人生を送るために間違いなく必要です。
これからも口を通して豊かな生活ができることを応援しております。
“当院では矯正治療の必要性を含めて、 顎関節、噛み合せの診断を詳細に行っています。
興味がある方は、ぜひ、下の矯正診断ページをご覧ください。”